2021/2/3

国税職員から税理士になるには

国税職員が全員無試験で自動的に税理士資格を得られるわけではありません。
 
現在、職員が税理士試験合格以外で資格を得る方法は下記のとおりです。
 
専科研修修了:
国税専門官採用者(大卒程度)が受ける約6か月間の税務大学校専科研修を修了すること。
 
本科研修修了:
国家公務員一般職採用者(高卒程度)が内部選抜試験に合格し、約1年間の税務大学校本科研修を修了すること。
 
指定会計学研修修了:
前記以外の者が受講する税務大学校の指定会計学研修を修了すること。
 
実務経験年数:
上記研修修了者は通算23年以上勤務により、税理士資格を得ることができます。一般試験ですと試験合格だけでは開業できず、2年間の会計実務経験が必要となりますが、国税職員は仕事そのものが会計実務経験と見做されています。
 
自分が入った当時はまだ特別税理士試験という制度がありました。これは経験年数20年以上の職員が受験できる試験で相当簡単な試験でした。現在は廃止され上記研修制度になっていますが、内部研修でも全員合格できるわけではありません。自分が受講した30数年前は専科・本科研修卒業不可など聞いたことなかったのですが、現在は、卒業できない研修生も何人かいるようです。指定会計学研修はさらに修了合格率は低いらしく公表はしていませんが、50%を割っていると推測します。
以上のように、一般試験よりは税理士になりやすいものの無試験ではありません。